おかしの家 第9話 感想

いよいよ次週最終回となった「おかしの家」。 最終回を前にして盛り上がりは頂点に達した!という感じではない。 7話、8話のような舵のきり方は9話には無く、「あとはただ静かに終わってゆきます。」という寂しげな雰囲気であった。

前回損害賠償の訴状が届けられたさくらや。 被告の名前は予想通りじいちゃんであった。 そして原告の腹立たしいキャラ設定には本当にイライラするものがあり、実際このくらいの態度で人に接する人はいなくもないよなぁと思い、過去のムニャムニャをほじくり返し無用のストレスを感じた。   そして弁護士役は板谷由夏氏であった。 「ナイスキャスティング!」と思っていたがものの数分で出番は終了し、太郎も弁護士を立てずに戦うという愚策に出たので再登場せず。 筆者のストレスを増幅させた。 なんだかそこら辺のオフィスにでもいそうな板谷氏。 いや、そこら辺のオフィスに板谷氏はいないか。ちくしょう。 筆者がオフィスワーカーであったなら板谷氏のような上司にこき使われたい、と痛々しい妄想を繰り広げたが、筆者にオフィスワーカーは無理である。無念。

前回でさくらやを閉店した太郎であったが、9話には駄菓子が全然登場しなくなった。 いい大人が駄菓子をいじる姿はなんだか微笑ましいものがあったがそんな姿を目にする事も無い。 ところで読者諸賢には思い出の駄菓子というものはお有りか。 テレビのバラエティー番組でよくみる「あぁーーーー!なつかしーっ!」となるアレである。 残念ながら筆者には無い。 幼少期に近所に駄菓子屋というものが存在せず、スーパーなどはあったものの小学校では厳しい買い食い禁止令が敷かれていたので、子どもだけでお菓子を買って食べたという記憶は無いに等しい。 駄菓子に夢中になるような時期に接してこなかったので思い出装置を一つスルーしている。 思い出して懐かしむものが無い、というのもまた寂しいものである。

次週で最終回。 意表をつく終幕は期待しない。 いっそ視聴者をどうしようもない寂しさに包む事がこのドラマのあるべき姿であるように思う。