身だしなみ VS 脱毛の危機

紳士たるもの身だしなみに気を使い清潔感を損なう事無く乙女とのクリスマス逢瀬に望むべし。 異論はあるまい。   身だしなみと言えば、服装、靴、手指、顔面、口臭、体臭、そして頭髪である。 今日は整髪について考えてみよう。   まず上記した出来損ないの4コママンガの様なものをご覧頂きたい。 これは筆者の毛髪が伸びていく経緯を簡略的かつコミカルに表したものである。   ①は短く散髪した模様。スタート地点である。 ②は散髪から1〜2ヶ月後。 ③は3〜4ヶ月後。 おなじみの④は①から5ヶ月後である。   ①は美容院あるいは理髪店でハサミを振るってもらっているので一見、整っている。 なにゆえ②③が面白おかしい具合になっているのか。(④は脇に置いておく) それは筆者の毛髪の生え方にある。 Screen Shot 2015-12-24 at 10.48.02 筆者の毛髪は中央のモヒカン刈りで残す部分は前方向に伸びている。 softbankの孫氏が「私が前進しているのだ。」と豪語したが、筆者の場合後進しているということになる。 そしてサイドはさながら放たれた弾丸の様に水平に伸びていく。 なにやら頭の中核で爆発でも起きているのではないかと思われるような生え方なのである。   ②③は④へ至るのにどうしても通らなければならない道である。 ①は一見整っているように見えるが、実はタワシの様に四散した毛髪をまとめる為にヘアワックスでガチガチの状態であり、もっとも不快感を伴っている。 そして②はヘアワックスの効果よりも髪のベクトルが長さによって強調され一番どうにもならない状態である。 ③に至る頃には、有り難い事ではあるのだが、乾燥ひじきを水で戻したかの様に毛が増量する。 生え方のベクトルがまだ生きている為パーマでもかけているかの様なボリュームになる。 しかしヘアワックスは多少有効。 そして④になるとようやく髪の重みで落ち着く。ヘアワックス不要。しかしやや反社会的。   問題は様々あるものの言いたい事は何かと言えば、整髪料の使用をやめて④に留まっていたいという事である。 もちろん最小限主義者としては所持品を減らしたいというのは当然ある。 しかし懸念しているのは整髪料の使用によって髪にダメージを与えたあげく、ダメージを与えるものさえ無くなってしまうのではないかということである。   整髪料で頭髪をセットしていると結構髪は抜ける。 筆者は固めのワックスでグイグイやらないと効果が無い為、より抜ける。 洗い流す時もシャンプーを多めに要するし、時には2度洗うこともありまた抜ける。 それから整髪状態で汗をかくような運動をすると、整髪料によっては毛穴の入り込み落ちてなかったという事もある。 こんなことをしていたらいずれ絶対ハゲる。   ハゲは別に恥ずかしい事ではない。 しかし少なからず自信を奪われそうだな、とは想像出来るのでなるべくは避けたい。 筆者は坊主頭も絶望的に似合わないし。   筆者が整髪料を脱却するには④でいることしかない。 もっと伸ばして結ったりする事も出来るがあれは髪のベクトルを180度へし折ることになるので頭皮が痛いし、そうでなくてもあれはあれでハゲそうである。   そういう訳で鬼太郎スタイルでも身だしなみが損なわれないようにあれこれ創意工夫するしかないなぁと思っている。 クリスマスイヴにここまで駄文に付き合ってくれた心やさしき読者諸賢の中には、「もっとマメに髪を切りに行け。」とおっしゃられる方も居られよう。 そんなものはとっくに検証済みである。 しかし無駄であった。   そして筆者は美容室というか美容師が苦手だ。 なぜ彼らは「髪の事なら何でも知ってます。」みたいな顔をするのだろうか。 ④の状態で美容室ヘ行き「短くすると浮いてくるので。」と何度言っても「わかってますよ、そんなことは。お客さんアッシを舐めねーでもらいてぇ。」みたいな態度で望み、想像以上の浮上に慌てふためく美容師を何人見てきた事か。「浮いちゃいましたね。」ではない。 まぁ彼らの経験則も通用しない頭なのだろうなと思うといささか気の毒ですらある。 はっきり言って美容室に行って満足して帰宅した事は人生で一度たりとも無いので、整髪料同様、脱却したい。   「そんなことで身だしなみが維持出来ると思うな!今日という日をなんと心得る!クリスマスイヴであるぞ!」   「心配ご無用!今日の筆者はガラ空きだっ!」   Screen Shot 2015-12-24 at 11.16.16