クリスマスゾンビ

12月2日 喫茶店で仕事の打ち合わせ。 納期は月末だ。 打ち合わせの時に飲み物か食い物か判別し難いものを注文するのは控えてもらいたいものだ。 「経費で落ちるからいい」そうだ。 そういう問題じゃない。

12月5日 町を歩いているとふと気分が悪くなる。 胃に濃い紫色した毒が広がっていくような気がする。 チカチカしている電飾がやけに気に触る。   12月12日 ドーナツ屋ヘ行く。 店員が「こちらでお召し上がりですか?」と聞くのでそうだと答えた。 「お一人様でしたら窓際の席へどうぞ。」と狭苦しい席へ案内される。 いつもよりコーヒーが苦い。   12月15日 今月に入ってイライラする事が多くなった。 短納期の仕事なんて引き受けるんじゃなかった。 近頃妙に身体が痒い。

12月20日 体中が痒くてたまらない。 仕事も手 つかない。 イらイラして頭を掻きむし たらあたまから血が出てツメ はがれた。 いったいおれ どうな て   12月23日 かゆい かゆい やすみ のによびださ る。 「どうせひまで ょ?」 ころし うまかっ です。   12月24日 かゆい うま     筆者は松野家の六つ子同様、「イヴに何もする事が無いというメンタルな腐りが身体にまで」及んだ。 クリスマス当日には道行くカップルを片端からかじって廻り、イエス氏の生誕を祝ったという。   世間ではおそ松さんが大人気である。 かくいう筆者も毎週見ている。 自分が好きな六つ子の一人を推し松というらしい。 筆者の推し松は十四松である。 しかし他人とは思えないのは一松である。   今回のおそ松さん人気は六つ子全員に人気声優をあてた事であるとか無いとか。 筆者はあまり声優諸氏について詳しくないが、チョロ松はアララギ君の人だな、とかおかあさんはお登勢さんだな、とか他の作品のキャラクターと同一人物である事がわかって勝手に悦に入っているという具合だ。 これはこれでなかなか楽しいのである。 今回イヤミの声を担当しているのは山ちゃんこと山寺宏一氏であると思ったがこれは違った。   ちなみに「おそ松くん」はうっすら記憶にあるがテレビ放送を見ていたのかどうかは定かでない、という程度であり「天才バカボン」との混同すらある。 赤塚氏を模した「ヒゲで腹巻きの人」が六つ子のパパであると勘違いをしていたり、イヤミもどちらの作品の登場人物かはっきりしない。 というかおそ松くん自体が天才バカボンのスピンオフ的な位置づけだと勝手に解釈していた節がある。 なので今回のおそ松さん放送によって色んな事がはっきりした。   筆者と同じくおそ松くんを知らない世代も今回のおそ松さんは楽しめていると思われる。 しかし六つ子以外のナンセンスというか放送的にギリギリアウトな登場人物達はやや時代錯誤な様相を呈しているように思われる。 筆者ですら「ダヨーンはいいから六つ子を出せ!」と思っているので世のおそ松ファンの乙女達はことさらのことであろう。   先週放送されたクリスマスおそ松さんでは「イヴに何もする事が無いというメンタルな腐りが身体にまで」及び六つ子達がゾンビと化したり、トト子含むそれぞれの悲惨なクリスマスが描かれた。 サンタを捕らえる十四松。第9話での健気な十四松。卍固めをする十四松。イマイチ焦点が合っていない十四松。 嗚呼、筆者は今十四松によって癒され、生かされている。   駄目な六つ子達を見ていると癒される。 この駄文連なるブログは誰かの癒し足りえるだろうか。 そんなわけないか。   ゾンビ達に幸あれ!