最近の筆者

この春、地方にある古民家に引っ越した筆者は掃除と片付けを少しずつ進めながらちくちくと仕事をしたりしなかったりして過ごしている。 筆者は掃除を始めてしまうとあれもこれも気になってキリがなくなってしまうのでほどほどにしている。 今は一番綺麗な台所に全ての荷物と机を置いて、ほとんどを台所で過ごしている。 だからといってよしもとばなな氏の「キッチン」よろしく台所で眠ってまではいない。 台所の隣にある部屋にテントを張り、その中に布団を押し込んで眠っている。 なんだかとてもよく眠れる。 夜は異常なほど静かということもあって、この頃は耳栓をしなくても眠れるようになってきた。 これは筆者には大きな変化で、耳栓とは10数年前からの付き合いで、耳栓が入眠のスイッチのようになってしまっていたからこれはもう手放せないなと思っていたからである。 耳を塞げば雑音が緩和され集中したり眠ったりすることはしやすくなるが、耳栓をしていないとき聴覚や神経が過敏に働いてしまったり、自律神経を乱す原因になったりもするそうで、そういうものに依存状態というのはよくないなとずっと思っていたのだった。   食料品は2時間おきに市内をぐるぐる回っているバスに乗って近くのショッピングモールに買いに行く。 運賃は片道100円。 だいたい1週間分を買いだめして、足りない分は近所のコンビニか小さな商店で済ませている。 その他の買い物はamazonを乱用している。 筆者はこちらに来てプライム会員になり、パントリーも定期お得便も使うようになった。 近所にレンタルビデオ店もないので当然のようにプライムビデオも見まくっている。 付き合い出した途端別れが怖くなる恋人たちのように筆者は今amazonを失うのが怖い。   食事は今はストーブの上に鍋をおいてご飯を炊いたり、麺類を茹でたりして食べている。 掃除がひと段落して引っ越し業者の繁忙期が終わった頃に全ての荷物を移そうと思っているのでIHクッキングヒーターは所有しているが所持してない。 そろそろ何かを焼いて食べたいがストーブが油ジミだらけになるのも嫌なので我慢の日々である。 しかし意外なことにこんな田舎にも古民家カフェなるオシャンティなものがあるのでたまに甘いものを貪りに行ったりしている。 ちなみにオシャンティはかつて知人が筆者に放った言葉だが正確な意味は知らん。     近隣に貸し出し利用できる図書館は9館あるが、家から歩いて行けるのは1館だけである。 蔵書は決して多く無いが漫画やDVD(特に学術的とかでもない)などがあり非常に娯楽に傾いている。 筆者は「宇宙兄弟」を24巻まで借りて読んだ。宇宙兄弟を読破した暁には、次に「はじめの一歩」に取り掛かるか「NARUTO」にとりかかるか悩んでいる。 つまりそのような図書館である。 このところすっかり読まなくなっていた小説をまた読むようになった。 気にはなったが読んでいなかった湊かなえ氏や三浦しをん氏などを読んでいる。     夜になるともう真っ暗で、東京にいた頃は夜でもふらりと散歩に出かけることもあったがそういったこともほとんどなくなった。 行く当ても無いし。 東京では夜やっていたジョギングも道が暗すぎて危ないので朝か夕方など明るい時間に走るようになった。 しかし晴れていれば夜空は本当にクリアで玄関先でも月も星もくっきり見えるようである。 天体観測を趣味とする筆者にとっては収穫であった。 もちろん計算通りである。     そんな感じで筆者としては悪く無い生活を送っている。 何かほぐれていく感覚があってそれがとても嬉しい。