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モテ貯金氏の田舎移住失敗について考える

地方移住生活を満喫しリア充ぶりをアピールするブログは数あれど、失敗経験を綴るものにはあまりお目にかからない。

そんな中ニューストピックを眺めているとモテ貯金氏なる乙女が愛媛の田舎移住生活に3ヶ月で挫折したとのこと。

なにやら歳も近いようであるしミニマリストだとも書いてあるではないか。

偶然にも筆者も地方移住をして3ヶ月を経過したところであったので興味深く拝読した次第。

モテ貯金氏は大阪から愛媛の田舎にある3LDKの古い家にお一人で移住なされたご様子。

ご母堂のツテによりこの家を家賃1万円で賃貸したとのこと。

そして家の汚さとボロさに一週間で心が折れ、体調を崩し、ご母堂ともバトルを繰り広げたあげく移住生活を断念した、ということであるらしい。

ナメクジ、ゴキブリ、羽アリなどの各種害虫が出没して嫌になったというくだりは筆者も大いに共感した。

田舎では都市生活ではなかなかお目にかかることの無いサイズと量で彼らは押し寄せるのである。

ヤモリとの戦いの記録は既に記した。

筆者宅では今のところ対策を講じたのはシロアリのみで、シロアリアースという商品をいたるところに噴霧すると羽アリも見なくなり、家の周りでフラッフラのゴキブリなどを目にすることがあったので結構いろんな虫に効果を示したようである。

そして最近は害虫・害獣の類と遭遇することはめっきり減った。

ネズミはというと、かつて闊歩した痕跡もあり、掃除中には随分前の殺鼠剤なども見かけたし、白骨化したご遺体も2体処分済みであるので、生きているやつを目にしたことは無いが心の準備はしている。

しかし食べ物をネズミに齧られたり、顔を会わせたとはさぞショッキングであったことであろう。

筆者だってヤモリが天井から落ちてきたときには心が折れそうになった。

まぁ田舎で空き家だったとくれば害虫・害獣は付き物みたいなものである。

掃除や修繕が大変なことも共感できる。

空き家の再生や古民家のセルフリフォームなどを一人で行う場合、完璧を目指したりなるべく早くことを済ませようとすると、結果的にはそれなりのお金と労力を投じないと難しい。

物やお金などが無い中でも工夫をして組み立てていける程度に時間と気持ちのゆとりがないと結構なストレスになるのである。

筆者も移住当初はなぜだか焦っていて、理想のマイハウスにしようと躍起になっていたが、家のある部分でどうやっても修繕不可能な箇所に出くわした時、いい意味で力が抜けたというか、「完璧なんて無理。」と突きつけられて冷静になった。

今はブレーキが効きすぎたのか遅々として家の修繕は進んでない。

筆者宅のリフォーム事情については別の機会に譲る。

モテ貯金氏は田舎と空き家を舐めていたと綴っているが一体なにが問題だったのか。

ちなみに筆者にはモテ貯金氏を咎めようという腹積もりはまるで無いので悪しからず。

これから地方へ移住しようと考えている人のため、この怠惰で無益なブログのささやかな実りのためである。

詳しい地理は不明だが交通の便は悪いところのようでエンジンの付いた乗り物が必要なようであった。

まぁこのあたりは事前に調べるべきことであるがモテ貯金氏は下調べを怠ったようである。

田舎と言っても様々で人口や近隣の主要産業などによっては居住する人々の年代も様々であり、それに伴って敷かれている交通機関もあったりなかったりする。

田舎=車社会と位置付けられてはいるものの、その中身は様々であり本当に車がなければどうしようも無いところもあれば、なくても公共の交通機関で事がたり足りるところもあったりする。

筆者のように車なんてできることなら持ちたく無い、という消費社会に逆行している者は主にお年寄りをターゲットとしたバスや送迎車などを町が走らせていたりするところを探してみるのがいいかもしれない。

筆者宅は紛れもなく田舎だがJRの駅は近いし2時間おきに市内をぐるぐる走っている一乗り100円のバスがあったりして交通には不自由していない。

それでも「車は持ってない。」というと「どうやって生活しているのか。」と訝しがられる。

田舎の人は車を持つのが当たり前で、実は既に無くても大丈夫なことに気づいていなかったりする。

その調子で筆者の代わりに世の中の経済を回していってほしい。

モテ貯金氏は交通が不便であること以外の人的環境は良かったとのことだが、このあたりはおみくじのようなものである。

若者の移住が活況を呈し、どんな人たちが住んでいるかメディアに取り上げられ既にわかっているようなところ以外は未知に満ちている。

ご近所の本当のところなんて数ヶ月暮らしてみてもなかなかわかるものではない。

やっぱり人的環境はおみくじという気がする。

日本で「空き家」と言えば築年数と空き家であった期間で想像される傷み具合から3割り増しくらいで傷んでいるものと考えていいかもしれない。

もちろん立地条件に左右されるものはあるが、湿気の滞りが家に与えるダメージというのは想像以上に大きく、蟻害は発生するし、腐食するしで木造家屋であればそれだけで致命傷である。

筆者宅は築70年以上の古民家であるし空き家であった期間も2年?だということだったのでそれなりの覚悟をして購入したがそれでも想像を超えてくるものはあったし、これからもそれらと遭遇していくことになるだろう。

その点モテ貯金氏は家賃1万円の賃貸であったようなので傷口は浅くて済んだのか?しかし修繕にはお金も時間もかけたようである。

筆者は購入したのでそのおかげで「撤退」などということにならないのかもしれない。

とにかく「空き家」であったなら湿気以外にも害虫・害獣、風雪など様々なものが家に影響を及ぼしているので覚悟が必要である。

モテ貯金氏のブログはザッと見た程度だがモテ貯金氏が田舎へ移住した目的はなんだったのか。

そのあたりはよく見えてこなかった。

おそらく、都会で暮らした人が都会の生活から逃れたいというだけで田舎へ来てしまうと大変な思いをすることになると思われる。

満員電車も緑の少ない街も空気もストレスに感じているかもしれないが、田舎へ来てもそれが寂しすぎる人気の無さと暗闇しか無い夜、息を吸えば口に飛び込んでくる小虫にすげ変わるだけで同等のストレスを抱えてしまうことになるだろう。

ネガティブ発想の移住よりも目的を持ったポジティブな移住をお勧めする。

と言いたいところだが、モテ貯金氏もおそらく結構な期待をして田舎へ移住したはずであり一概になにがいい移住なのかということははっきりとは言えませんな。

モテ貯金氏はパートナー不在が移住断念の一つの要因と考えているようだが、これは一理あるだろう。

一人で良いことは誰にも気兼ねする必要が無いことくらいである。

筆者にとっては重要なことであったが、それよりも誰かいてくれた方がいいという人もいるであろう。

男が出会えばそこは戦場になるように、人が増えれば問題も発生するものであるのでこれも一概に良し悪しは言えないが、家を修繕する上では断然頭数は多いに越したことはない。

今回の件でモテ貯金氏を咎める内容のコメントが多数寄せられたそうだが、まぁそれは仕方が無い。

この経験を今後の糧とするしか無い、というかむしろ早めに痛い目を見てよかったのでは無いかとさえ思う。

巻き込んだのがご母堂と大家だけで済んだのも不幸中の幸いであろう。

シェアメイトを巻き込んでの挫折であればまた違った話にもなる。

モテ貯金氏のブログをみているとなんだか?マークが度々浮かんでしまうのだがモテ貯金氏はミーハーなのかな?と思う。

ミニマリスト」とあるがおそらくミニマリストにも向いていない。

物を購入して増える事を忌避したり、罪悪感を感じたりする必要なんて全然無い。

・自分にとって何が必要で何が不要なのかを判断できること。

・ツールが無くても創意工夫によって補えること、補おうとすること。

この辺りがたぶんミニマリストになれるかどうかのキモだと思うのだが、べつにミニマリストって目指すべき指標でもなんでも無いし、所持品の少なさを競う競争でもないので自分らしく生きろと言いたい。

ちなみにミーハーな女性というのはたぶんモテない。

そして目立たぬブログでぷつぷつ言っている男もきっとモテない。

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