サヨナラテレビ

最近になってようやく自分の所持品が全て手元に戻ってきた。

約2年ぶりにまともにテレビを見る。

しばらく眺めているとなんだかとても説明と説明的演出が多い気がする。

バラエティ番組は開始数分を使ってダイジェストをする。

「今からこういう番組を始めますよ。」という前振りなのだがなんだかもうそれで十分見た気になる。

テレビにとって視聴者を限定しないわかりやすさというのは大事なことだろう。

そもそもテレビ番組というのは、お母さんが台所で家事をしながら背中で聴いていても内容を把握できることが番組制作の一つの指標であるとかないとか聞いたことがある。

しかしいささか過剰では無いか。回りくどくて面倒臭い。

しかも筆者の移住した地域はテレビ東京系列の番組が映らないアニメ不毛の地である。

5時に夢中も午後ロードもやっていない。

おまけに地デジの電波も悪いので番組表は虫食い状態である。

すでに2年も見ない生活を送っていたのでテレビはもう見なくて良いなと思ったのであった。

しかし筆者のテレビは主にゲーム用である。

久しぶりPS3を繋いで「ワンダと巨像」をプレイ。

何回やっても面白い。

ところが、筆者の知らぬ間にPlayStationNowというサービスが始まっていた模様。

早い話がソフトを購入、ダウンロードしなくてもストリーミングでゲームをプレイすることができるサービスで、定額か期間指定のレンタルが用意されている。

筆者はDVDやCD同様、ゲームのレンタルがあれば良いのにと常々思っていた。

そんなことが既に実現していたとは知らなかった。

しかしPlayStationNowを利用できるハードはPS4かPS VITAのみ。

テレビを見なくなりtorneもお払い箱となった今PS3レコーダーパックを所持していても持ちぐされである。

そういうわけでテレビとPS3を手放すことにした。

これらのものを手に入れたのは4年前である。うち2年は電源も入れていなかった。

PS3でプレイしたゲームも3本しかなかった。

これはもうゲームともお別れなのかと思いきやゲームしたい欲は依然としてある。

しかしやりたいゲームはたくさんあるがそれら全部をやる時間はもうないのだろうなと思ったりして少し悲しくなる。

ブルーレイも見られなくなってしまったがTSUTAYAもゲオも近所にはないし映画はソフトを買わない主義なので別に問題なかった。

もう生涯テレビを購入することはないかもなぁと思う。

PS4を買うときが来たとしてもその時はプロジェクターを買うであろう。

もうそろそろテレビってどうなのかと思う。

大画面とか4Kだとかネットの動画チャンネルが見られるだとかが最近の売りのようだが、画面の大きさはプロジェクターの方が機器自体の大きさに比べて格段に大画面にできるし部屋の大きさに合わせてある程度調整も出来る。

端末は小型化していくのがベターなのにテレビだけは大きいことに価値が置かれ続けているのはなんだかなぁと思う。

画質にしてもテレビ番組をそれほど高画質で見たいかというとそんなことはないし、プロジェクターの画質も向上してきている。

ネット動画をテレビで見るという人がいったいどれだけいるのかは疑問。

日本製のテレビが海外ではシェアを奪われているそうだが、さっさとテレビには見切りをつけてVRとかホログラムとかにシフトチェンジしていった方が良いのではないか、なんて思う。

コンテンツ的にもAbemaTVなんかにお株を奪われ始めている気もするし、テレビ各局の都合が反映された番組もやかましいコマーシャルもうんざりである。

一昔前までは娯楽の一翼を担っていたテレビだが視聴者が娯楽を取り捨て選択しなくてはいけない現代において、その生存競争に勝てなくなってきている模様。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわすのであります。